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北京市対外友好協会北京冬季五輪をテーマに日本各界とオンライン交流会

CRIPublished: 2022-03-22 16:27:00
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東京都日中友好協会の伊藤洋平理事長は、閉幕したばかりの冬季オリンピック・パラリンピックについて、「スポーツを通して、両国関係を見つめる機会となった」と話し、両国の人々に愛されたマスコットキャラクターのビンドゥンドゥンに象徴されるような、お互いのことを認め合える関係になってほしいと期待を寄せました。そのうえで「50という数字が両国関係の歴史的な節目になるように、残りの9か月を充実したものにしていきたい」と期待を示しました。

今回の北京冬季オリンピックでは、北京市在住の外国人専門家や留学生ら約400人が北京市対外友好協会の招きで開閉会式に参加しました。北京大学で教べんを取る馬場公彦さんはその一人です。

北京大学日本人専門家・馬場公彦さん

交流会で馬場さんは、鳥の巣で実感した開閉会式のハイライトを振り返り、張芸謀総監督がプログラムの一つ一つに込めた思いをめぐって、自らの視点で解説を行いました。中でも、馬場さんは大会スローガンである「共に未来へ(Together for a shared future)」について、英語訳の冠詞は「the」ではなく、「a」になっていることを取り上げ、「未来図は一つではない、いくつもの未来図があってもよい。そして、皆がともに歩んで行ける未来でなければならないという中国の姿勢が見てとれる」という見方を示しました。また、2008年の北京夏季大会と比較しながら、「2008年の開会式が5000年の歴史という過去に向けてのメッセージだとすれば、今回の開会式は明らかに今、ないし未来、それも世界中の人々に向けたメッセージだとみてとれる」と解釈しています。

交流会では、北京冬季オリンピックのボランティアだった北京大学の学生3人も参加し、ボランティア活動を通して実感したことを話しました。

(左から)交流会で発言する籍春蕾さん、何璠さん、金霊さん

カーリング会場でコーディネートや日本語通訳などをしていた何璠さんは、どんな時にも笑顔を欠かさない日本代表「ロコ・ソラーレ」のプレーを通して、「競技スポーツにとって、競争以上に重要なことは対戦相手へのリスペクトとチームメイトとの連携だと教えてくれた」と振り返りました。羽生結弦選手のファンである籍春蕾さんは「困難を恐れずに挑戦している羽生選手の精神や、中国人選手との友情を大事にしているその温厚な人柄」が人気の秘訣だと分析したうえで、「フィギュアスケートのルールを習い、審判資格を取得したい」と羽生選手がきっかけで持てるようになった夢を語りました。同じく羽生選手のファンである金霊さんは「今後も国の枠をこえ、情熱とくじけない精神力で人の心を動かす羽生選手のようなアスリートが増え、中日友好の輪が大きくなることを願う」と振り返りました。

「朝日新聞」北京冬季五輪取材記者・畑宗太郎さん

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