コロナ禍でも挑戦を続ける在日中国人の取材集、出版に込められた思い
新型コロナウイルスの感染拡大が日本で今も続く中、無事出版が実現できたには、著者、翻訳者、そして、発行人の並々ならぬ熱き思いが込められていることと察します。
訳者の小林さんは趙さんの本は、「丹念なインタビューにより、在日中国人たちの赤裸々な告白や本音に迫ることができた」と評しています。そして、「在日中国人のライフストーリーや成功譚から、日本人と中国人について、また、その共生について考えてみることも意味深いかもしれません」と「まえがき」で綴っています。
発行人の春日俊一さんは登場人物たちの生き方について、「逆境にも果敢に立ち向かい、精神的な強さだけでなく、創意工夫して、その困難を乗り越えようとする彼らの仕事に対する情熱に驚き、感動すら覚えます」、「本書を読めば、日本に来た中国人が決して彼らが中国人であることに拘ったりせずに、日本の会社で働いたり、企業して日本人の顧客にどうやって気に入ってもらえるか、どうやって日本の取引先と誠実に付き合い、良い仕事ができるかを真剣に考えて、実行してきた姿を知ることができます。そして、彼らが異国である日本と言う国を愛していることも伝わってきます」と評価しています。そのうえ、「日本人も中国人も同じ人間であり、国家や民族を超えて分かりあえることもできることも本書を読めばわかる」と出版に込めた思いを明かしました。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。
■著者・趙海成さんからのメッセージ:
「この本は、所持金をほとんど持たずに日本に渡り、さまざまな困難を乗り越えて、みごと事業を成功させた中国人たちのライフストーリー集です。昨年来のコロナ禍においても、彼らは挑戦し続けています。その創意工夫と尽きることのない情熱の日々に迫ってみました。皆さん、良かったら、ぜひお読みいただければと思います。」
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