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新中国成立70周年・国慶節スペシャル~各界のメッセージ

CRIPublished: 2019-10-01 20:08:00
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担当:王小燕、斉鵬

国慶節特別企画の後編では、CRI日本語部・王丹丹部長による横井裕日本大使の独占インタビュー、指導と公開講座で北京入りした日本の紫綬褒章受章者で尺八奏者の三橋貴風さんに伺った中日の音楽交流のお話および新中国成立70周年への日本各界の祝賀メッセージをお届けします。

日本の尺八演奏家で、紫綬褒章の受賞者である三橋貴風さんが27日夜、「尺八略史と古風音楽鑑賞」をテーマに、北京市内で公開講座を行いました。北京尺八共修、尺八貴風会、北京真.尺八教室、伏羲琴院の共同開催によるこの講座にSNSで申し込んだ約80人が参加しました。

講演中の三橋氏

9月27日夜、北京方庄青少年活動センターにて

三橋さんは講演の中で、尺八が7世紀(隋の時代)に中国から伝来し、時代を経て日本で起きた変化を説明しました。中でも、江戸時代に確立した尺八伝来の歴史や、古典本曲にまつわる伝説を、昔の日本と中国の文化交流史と絡めて分かりやすく解説しました。三橋氏は中国人の弟子たちと共に、「虚鈴」や「鹿の遠音」を共演したほか、各地の虚無僧寺に伝えられた古典本曲「鶴の巣籠」の一部をソロ演奏しました。

三橋さんは、1983年に中国交響楽団との共演のために初めて中国を訪れ、近年では演奏や指導などで毎年10回ほど訪中しています。今回も、北京で弟子の指導にあたるとのことです。

「形が変わっても、正倉院の尺八と歌口は同じである」と三橋氏

講座終了後に三橋さんはCRIの取材に対して、「興味を深く持っている方がたくさん集まったので、つい話に熱が入った」とまずまずの手応えを示しました。その上で、「文化というのは、大陸間を行ったり来たりする生き物のようで、必ず近隣の国の影響を受けて、その国独自の文化が成立する。尺八がその良い例である。7世紀に日本に伝わった時の尺八は正倉院にしかないが、日本で時代を経て今日のような形になった尺八が、中国の皆さんが興味を持つことがとても重要な意義があり、尺八は将来、中国の方によって、どういう使い方がされるのか、非常に興味がある」と、微笑みながら期待を語りました。

詳しくは番組をお聞きください。

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