朝鮮を訪問中の、国連環境計画(UNEP)の事務局長を務めるエリック・ソルヘイム国連事務次長は24日、「国連は可能な限り朝鮮半島の和平プロセスにあらゆる支援を提供していきたい」と示した上で、環境分野における朝鮮の取組みを高く評価しました。
ソルヘイム事務次長は当日、平壌(ピョンヤン)での記者会見で、「今回の訪問の背景には、朝鮮半島の和平プロセスの推進がある。このほど、韓朝首脳会談が板門店(パンムンジョム)で、朝米首脳会談がシンガポールで行われた。朝鮮側には、必要に応じていつでも国連に声をかけてほしい。国連は和平プロセスの推進を支援していく準備ができている」と述べました。
また、環境分野についてソルヘイム事務次長は「朝鮮政府は植林や海洋環境保護などを重視している。UNEPが推進中の海洋ゴミ(特にプラスチックなどの海洋汚染物)の発生抑制と削減を中心とした『海洋浄化運動』へ朝鮮が参加を表明したことに大きな喜びを感じている」と話しました。(ミン・イヒョウ 謙)