日本の安倍晋三首相は26日夜、米国訪問のため特別機で日本を出発しました。
安倍首相は出発に先立ちコメントを発表、オバマ米大統領とともに世界に和解の価値を伝えたいと述べました。
日本政府筋によりますと、安倍首相は、オバマ大統領と真珠湾攻撃の遺跡であるアリゾナ記念館を訪れ献花を行うほか、コメントを発表する予定とされています。
今回の訪問は、今年5月のオバマ大統領による広島訪問への「返礼」の意味を含むものだといわれますが、菅義偉内閣官房長官は「訪問は、悼むためのものであり謝罪のためのものではない」と明言しています。
また、訪問に先立ち、日米の歴史学者50余名が公開書簡を発表、「こうして真珠湾攻撃で犠牲になった米国人を記念するのであれば、安倍首相は中国や朝鮮半島などアジア各国の戦争犠牲者を祭る必要もあるのではないか」とする問いかけを行っています。(Mou、む)