クロアチアのプレンコビッチ首相の招きに応じて、国務院の李克強総理は現地時間9日、専用機でザグレブ国際空港に到着し、クロアチアへの公式訪問を始めました。期間中には、中国・中東欧諸国首脳会合(16+1)に出席する予定です。
中国とクロアチアの国交樹立以降、クロアチアを公式訪問する初の中国国務院総理である李総理は「今回の訪問を通じて両国の伝統的な友情を固めたい」として、政治的相互信頼の増進、両国の発展戦略と政策のマッチング強化、2国間互恵協力の開拓と深化、両国の全面的協力パートナーシップの推進をそれぞれ促進することに期待を示しました。
また、「著しい成果を挙げてきた『16+1』会合は、活気あるクロスボーダー協力メカニズムとして、中国・ヨーロッパ国家間の協力に新たな道を切り開いた。今回の会合を『一帯一路』イニシアティブと『欧州とアジアを連結させるためのEU戦略』を結び付ける重要なプラットフォームとして、中国・中東欧国家関係の発展および欧州一体化プロセスに新たなエネルギーを注ぐ存在にしたい」との展望を語りました。
今回の訪問期間中には、李総理とプレンコビッチ首相との会談や共同記者会見、中国・クロアチア文化交流年開幕式、2国間協力文書の調印、李総理とキタロビッチ大統領およびヤンドロコビッチ議長との会見などの日程が盛り込まれています。
また、「16+1」会合期間中に李総理は16カ国首脳と実務協力について語り合い、協力文書の調印に立ち会い、記者会見を行うほか、「16+1」第9回経済貿易フォーラムや教育協力交流展、中小企業対話会、「16+1グローバルパートナーセンター」除幕式などの関連イベントに出席し、中東欧国家首脳とそれぞれ2国間会見を行う予定です。(怡康、謙)