習近平国家主席は24日、モナコの国家元首アルベール2世公と会談しました。
習主席はアルベール2世公の招きによるモナコへの公式訪問に喜びを感じると伝えた上で、「中国の国家主席がモナコへ公式訪問するのは今回が初めてである。両国は国交樹立から20年以上経っているが、双方は友好、平等を貫いてきた。現在、両国関係は安定しており、実務協力も進んでいる。とりわけ、環境保全や電気通信、モバイル決済などの新しい分野では、中国・ヨーロッパ協力の一歩先を歩んでいる」と評価しました。その上で、「モナコが積極的に『一帯一路』共同構築の国際協力に参与することを歓迎し、環境保全における協力レベルを引き上げることを望んでいる。アルベール2世公の基金会が中国で環境チャリティ活動を展開し、人的・文化交流を充実させていくことを歓迎する」と述べました。
これを受けて、アルベール2世公はモナコ王室、政府、人民を代表して、習主席の歴史的訪問に歓迎の意を示した上で、「両国関係は良好である。モナコは科学技術、イノベーション、生態環境、野生動物保護、再生可能エネルギーなどの分野で中国との協力を望んでいる。中国が気候変動などの国際的実務において重要な役割を発揮していることを高く評価している」と述べました。そして、来年中国が「生物多様性条約第15回締約国会議」を主催することへの支持や2022年に行われる北京冬季五輪の成功へ祝福を示しました。(朱 星)