王毅外相は8日、ザンビアの首都ルサカでカラバ外相と共同記者会見を開き、「タンザニア・ザンビア鉄道はアフリカの友好の道あるいは自由の道である。われわれはザンビア、タンザニアと共に、この鉄道をさらなる協力と繁栄の道にしていきたい」と示しました。
王外相は「50年前、中国とアフリカの指導者はタンザニア・ザンビア鉄道を建設するという歴史的な決定を下した。当時、新中国は貧しい中にありながらも、アフリカと共に困難を乗り越え、西洋からは不可能だと見られていたプロジェクトをわずか6年で完成させた」と歴史を振り返りました。
また、王外相は「現在、アフリカは発展が進み、中国との協力環境も大きく変わっている。そんな中、タンザニア・ザンビア鉄道の運営は難題に直面している。鉄道の早期改良を行い、活力を注ぐことは双方の国民の共通した利益に合致する、共通の願いである」と述べ、その内容について「鉄道の管理体制の全面的な改革、鉄道と港の効果的な接続の実現、鉄道沿線の経済帯構築という3つの方向性での改善を進める。この鉄道をザンビアとタンザニア両国ならびに周辺の沿線各国の工業化と農業現代化のプロセスを加速させる、協力と繁栄の道にしていきたい」と中国側の考えを明らかにしました。(殷、謙)