李克強総理は7日午後、総額100億ドルの石油化学事業を広東省で実施するための商談で北京を訪れている米国の石油大手エクソンモービルのダレン・ウッズ会長兼最高経営責任者(CEO)と面会しました。
李総理は、「中米間で投資をし合うことは互いにプラスになり、また世界経済の安定した発展や貿易の成長にもつながる。世界各国は共同で貿易や投資の自由化や利便化を守るべきだ」と述べました。その上で、エクソンモービルが中国で石油化学の拠点を建設することに歓迎の意を示し、ほかの外国企業もチャンスを逃さず、市場のルールやビジネスの原則に沿って中国と協力し、互恵ウィンウィンを図ってほしいとの願いを示しました。
さらに「中国は市場参入をさらに拡大しいく。内外の企業を平等に取扱い、知的所有権の保護に力を入れ、ビジネス環境を整えていく」と表明しました。
これに対してウッズ会長は、「中国とは長期的なパートナー関係であり、このところ中国政府が打ち出している一連の開放拡大政策を評価する。自社の取り組み内容は中国の発展計画と共通するものがあり、協力事業の実施に自信を持っている」と述べました。(Mou、森)