中国書道の宝庫・西安碑林博物館

2017-08-29 10:49:16 CRI

 陝西省西安市にある碑林博物館は、石碑・墓碑・金石文・墓誌銘・石彫刻を多数収蔵、研究、展示する芸術博物館です。漢代から清代にかけての欧陽詢、顔真卿、虞世南など、書道の大家の作品が立ち並んでいることから、中国書道の宝庫とも呼ばれています。

 博物館は碑林、石刻芸術陳列室、歴史陳列室の3部分に大きく分かれており、石碑の総数はおよそ3000点、そのうち、最も有名な石碑が3つあります。

 1つ目は唐の玄宗皇帝が序文や注釈を付けて親筆した「石台孝経」です。

 碑林博物館は、城壁に囲まれた旧城内の南門近く、閑静な場所にあります。その朱に塗られた厳かな正門をくぐり、道なりに右折してまっすぐ進むと、やがて瓦屋根の美しい建物群が現れます。正門のあずま屋風の建物には「碑林」と書かれた額が掲げられており、その中心に、大きな四角柱形をした碑が配置されます。これこそが、「石台孝経」です。この石碑は高さ5.7メートル、745年に玄宗皇帝が独特の隷書で書いたもので、内容は孝経(十三経の一つ、孔子と弟子の問答の形で孝行の道について述べている)に関する解説で、碑額の題字は皇太子李亨(後の粛宗皇帝)の書です。

 2つ目は顔真卿の書が刻まれた「顔氏家廟碑」です。

 この碑は、顔真卿が厳格な父・顔惟貞のために建てたもので、高さ342センチ、横幅160センチの巨大な碑です。その表裏に加えて、両側面にも書が刻まれています。文字は枠内に収まるように書かれ、総字数2800字以上です。撰文ならびに書は、もちろん、顔真卿によるものですが、題額の「顔氏家庿之碑」は、当時、篆書の名手といわれた李陽冰が彫っています。顔真卿の楷書の特徴は、字形が向勢(相対する2本の縦画が互いに外側へふくらむように向き合う形)であることと、起筆と収筆が「蚕頭燕尾」と称されることです。「蚕頭燕尾」とは、起筆が蚕の頭のようにまるくなり、収筆は大の払いが燕の尾のようになることを言います。

 3つ目の碑は「三蔵聖教序碑」です。

 672年12月、僧・懐仁が玄奘の訳経に対して唐の第2代皇帝・太宗(李世民)から下賜された『大唐三蔵聖教序」と第3代皇帝・高宗(李治)の『述三蔵聖記」、これに『般若心経』を加え、書聖王羲之の行書を集字して石に刻み、長安の弘福寺の境内に建てた石碑です。すなわち、この石碑は太宗の序、高宗による記、玄奘の訳による般若心経が、王羲之の文字によって構成されていることになります。(非、謙)


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